1961-03-20 第38回国会 参議院 予算委員会 第17号
ところで、農業基本法によりましても、また、現在の状況を見ましても、日本の農業労働力が毎年三十万内外が商工業方面にずっていっておる。農林大臣としては、有為な若い農村青年を海外に出すよりも、むしろ国内の農村振興のためにとどめておくと。そうしないというと、農村はじいさんばあさんだけの労働力、こうなるわけであります。
ところで、農業基本法によりましても、また、現在の状況を見ましても、日本の農業労働力が毎年三十万内外が商工業方面にずっていっておる。農林大臣としては、有為な若い農村青年を海外に出すよりも、むしろ国内の農村振興のためにとどめておくと。そうしないというと、農村はじいさんばあさんだけの労働力、こうなるわけであります。
○辻政信君 いや、私の聞きたいのは、農林大臣として、農村人口が余る、これを何とかして優秀な者でもとにかく海外に出さす、あるいは商工業方面に転換させるというお考えなのか、あるいは、ほっておいても農村を離れて青年は都会に流動いたしますから、とても海外まで十万というような農民を出す余力がないんだ、こういうふうにお考えになるのか、それを聞きたい。
○佐藤清一郎君 私は、農業の所得の問題が非常に重大な問題だと考えられるのであります、というのは、一個人の生産能力というものは、商工業方面の生産能力というものは、もう非常な速度で伸びている。ところが、の一個人の生産能力というものは、神武以来依然としてまあ旧態依然たるものがある。
もしもそれならばただでも建設業者に渡して、それでもって日本の災害の復興の促進をはかるというような施策を講ずべきであるのに、あなたの方のお考えは、まるで日本の商工業方面だけから考えた施策だけをとっておられるというようにしか思えないのであります。
こういうような原因につきましては、私どももいろいろ分析をしてみたのでありますが、従来になく本年度は悪かったということにつきましては、一応三十年の上半期におきましては、郵便貯金の利用階層でありまする勤労者階級の収入等も横ばいもしくは低下の状態であった、それからまた商工業方面もデフレの浸透の影響を非常に受けておったというようなこと、それから農村方面におきましては、農家収入が芳ばしくない、あるいは農業外収入
今後農業面の開発が行われ、農地の解放も進められ、さらに農業に対する財政投融資が強化され、それを通して農業所得の形成力が高まるということを考えますが、しかし現在の千七百万もの農民をどこまでも維持していかなくちゃならないということはないので、今後一層工業が発達していけば、商工業方面に農業者は転業をしていくということがまた当然行われると思いますが、行われてよろしい。
ことに、経済六カ年計画が、経済の自立と完全雇用を目的といたしておりまする必然的な結果といたしまして、労働人口を商工業方面に吸収せんといたしておるのであります。それにもかかわらず、これを実現せんとする画期的な、かつ総合的な裏づけ政策、また予算のないことをわれわれはきわめて遺憾とするものであります。
ことに経済六カ年計画が経済の自立と完全雇用ということを目標といたしておりまする必然的な結果といたしまして、労働人口を商工業方面に吸収せんとしておるのであります。それにもかかわらず、これを実現せんとする画期的な、また総合的な裏付政策というものも、予算の何らないことを、われわれはきわめて遺憾に考えるものであります。
ことに経済六カ年計画におきましては、失業人口を商工業方面に吸収せんとしておるのでありまするが、商工関係の予算を見ますると、輸出振興の予算並びに中小企業振興の予算等は、予算全体に比しまして、依然としてきわめて僅少であります。かくのごとき施策をもっては経済六カ年計画の遂行は非常に困難だと考えざるを得ないのであります。
大体日本の労働情勢で、いわゆる潜在失業者と呼ばれておりまする人たちが、農業、それから中小商工業方面に大体吸収された形で、まあ過剰労働人口みたいな状態でおることは間違いないと思います。
従つてその府県内の中小企業階層の資金需要というものに大体合せて資金を配付し、貸出しが行われておるわけでありますから、商工業方面の経済の実勢にほぼ即応した融資を行うものと存じております。
中小企業とか、そういつた商工業方面には、一般には補助金は実はないのであります。衛生とか公共団体に対するものは別でありますが、そういつた意味で補助を出すこと自体におきまして、農業の負担力というものを考えておるわけでありますが、それにつきまして今までわれわれ誓えて奏したのは、公共的な施設についてまず出して行く。それは災害の場合は大体三分の二程度というわけであります。
従つて今日金利の高い際には、こういう系統金融機関から、どうも高い利息のほかの商工業方面へ金が流れやすい。現実にどんどん流れている。これでは系統金融機関の使命が、だんだん達成できないことになる。これは政府としてこれの対策がなければならぬと思いますが、何かお考えになつておりますか。これはどうにもやむを得ないと放置して行かれるか。どうお考えになつておられますか。
何か商工業方面で失業者を救済するということが護ぜられなければならないと思うのでございます。まあ広い意味におきましては、いろいろ資金を貸付けて労働者をたくさん雇用するとか、そういうことはありますけれども、特に失業対策というような種目に該当するようなもので何か考えられておるのか、実施されておるのか。
ことに商工業方面は、爆撃なりいろいろな戰争の被害が大きいが、農村、農業方面はそれがあまりなかつた。ゆえに犠牲を拂う経済的余裕を持つているのだ、こういうところから、当然主要食糧に対して支拂うべき代価を支拂わないで、国家が安く公定価格をきめて、そうしてインフレの進行を可及的に引きとめようとした。そして、日本の工業生産品の生産費というものを低い水準に置こうとした。
商工業方面におきましても、先刻来の説明にありました冨士製鉄広畑製鉄所、播磨造船、生野明延鉱山、その他セルロイド、金属工業、機械工業、化学工業、皮革工業、紡績毛織、製材、マツチ、食料品工業、平面デパート式の商業等隆盛をきわめていることは、姫路市がいかに地形的に、あるいはまた交通及び労働力、また工業には必ず水が必要なので用水、その他すべての立地條件が絶対的に有利であるということによつて、かくも盛大になつている
商工業方面にはこういう資金がいつも潤沢に出るけれども、農村にはちつともお出しなさらぬ。こういう片輪なことは、われわれはとうてい容認できないから、この復興金融金庫の増資法律案には絶対反対でありますということを申したのでありますが、そのときの総理大臣芦田さんがわざわざ演壇に立たれて、その点は十分に考慮するからということで、実は泣寝入りさせられたのであります。
申告所得税のうち滯納は中小商工業方面が最も多く農村の方面はさほどではあらません。金沢国税局管内においては成績は比較的良好でありまして、昭和二十四年末の滯納額は十三億円余でありまして、そのうち申告所得税の滯納は十億円余、徴收歩合は八一%になつております。この地方においても農村の方面の成績は概してよいのであります。
その次に職業補導の問題でありまして、これは、ただいま御指摘になりました農村あるいは中小商工業方面からの失業者を配置転換して行くためにも必要なのでありまして、労働省は、苦しい予算の中から、今回もそれを拡充箇所の職業補導所を通じて、五万人の新しい産業戰士を育て上げる、国民経済のわく内における配置転換をはかる十分の準備と予算の裏づけをいたしたということをも御報告申し上げます。
最近問題になつております代表的な一例をあげれば、かんしよでありますが、これは先般の委員会におきましても、政府から大いに抱負経論を述べられたのでありまするが、やはりこれの金利も、最近商工業方面と同様に一割ということになつた関係上、当初全國にわたつて五億円の予定であり、申込もあつたわけでありますが、おいおい條件の悪化のためにしり込みをするような状態で、現在でははなだ不満足というか、とうてい五億円には達し
そこで我が國におきましても、小さな商工業方面、それから農業方面から合算制度を止めよとか、或いは商工業や農業というものは勤労所得者に準ずるものであるからして、勤労所得に準ずるような扱いをしたらどうかというような提案があるようであります。私は大体その趣旨は賛成でありますけれども、併しながら勤労者と全然同じようにせよ、勤労生活者と、賃金生活者と全然同じようにせよということは私は反対であります。